浴衣の作り帯・・・胴回りの付け紐はどの位置で結ぶの?

  • 2012.07.26 Thursday
  • 18:14
浴衣の帯結びは、「作り帯」なら簡単・・・と思ったのに、
作り帯の扱い方がわからない
というSOSが結構あります。
 
悩み始めてしまうと、手結びするよりもややこしいかも
 
浴衣用の作り帯は、
「リボン」と「胴回り」2つのパーツにわかれていて、
「胴回り」部分の両端には紐が縫いつけてあります。
 
 
 
↑作り帯が手元にないのでイメージです。
 
実際の作り帯には「リボン」の下に金具やプラスチックがついていて、
「胴回り」に差し込むようになっています。
 
「胴回り」部分の紐同士を結んで帯の中に入れ込むのは想像しやすいと思いますが、
ほとんどの人が迷うのは、
紐を「帯の上で結ぶか、下で結ぶか」だと思います。
 
歯切れの悪い話になりますが、
「上下どちらで結ぶのが正しいとも言い切れない」というのが私の見解です
 
それぞれの特徴と上手く結ぶためのポイントを挙げてみたいと思います。
 
付け紐を下で結ぶ場合
帯の締め具合から考えると、下で結ぶのが自然です。
「お太鼓結び」の作り帯の場合は、ほとんど必ず紐を下で結びます。
ただ「リボン」の作り帯の場合には、不自然な仕上がりになりやすいので、
胴回りの帯端や付け紐が「リボン」できれいに隠れるように「胴回り」を回転させます。
↑の部分をリボンで隠す
 
付け紐を上で結ぶ場合
付け紐を上で結んだ場合、紐がみぞおちを圧迫して苦しく感じたり、
帯の下側が緩む不自然な締め具合になるのが欠点。
 
ただ、胴回りの帯端を折り上げることで、
見た目は手結びに近い形に仕上げることができます。
 
 
 
↑の部分を内側に折り上げる
 
胴回りの模様に上下がある場合は柄の向きを優先しますが、
それ以外の場合、付け紐は上下どちらでも、お好きな方で。
どちらの場合も、胴回りとリボンがひと続きの帯に見えるよう、
不自然な部分を隠すのをお忘れなく!
 
そういえば昔、実家にあった作り帯の付け紐は
「片側が下、もう片側は上」で、
うまく締めることができた気がするのですが・・・
 
私が分解してしまって現存しないので、確かなことは言えません
少なくとも最近、そういうタイプのつくり帯は見かけませんね。

キモノの時の歩き方・・・一本のラインを両足で挟むように

  • 2012.07.12 Thursday
  • 18:10
「キモノだからといって内股で歩かなくていい」という話に続いて、
キモノの時の歩き方、第二弾です。
 
ショーなどの場面では一本のラインの上を歩く「モデルウォーク」もありますが、
これは特別な歩き方。
普段の歩行ではラインを踏まないようにします。
 
「両足の内側でラインを挟むように歩く」
これが自然です。
 
肩甲骨を寄せて腰から足を真っすぐ前に出せば、自然にできて、
上半身も大きく揺れない、効率の良い歩き方です
 
足元で意識したいのは、
「指で鼻緒を挟む」こと。
 
鼻緒を指の付け根まで深く入れる必要はありません。
かかとは履物から出ても大丈夫OK!
 
試してみて、
どうしてもうまく歩けない、足が痛いという場合、
履物が合っていない可能性もあります。
 
草履・下駄の選び方、履き方はまた改めて・・・
今日はこのあたりで

キモノの時の歩き方・・・内股になるよりも胸を張って!

  • 2012.07.10 Tuesday
  • 19:20
「和装の女性は内股歩きが美しい」とおっしゃる方が多いのは事実です。
 
確かに、
花魁道中のように、かなり大げさな内股歩きも存在しますし、
おしとやかに見せたい場面で裾が乱れるほどの豪快なガニ股歩きはNGですが、
普段の歩行で、つま先をわざわ内側に向けるのは、
(あくまで私の意見ですが)
経験上、姿勢が崩れる原因になると感じているのでおすすめしません。
 
内股に限らず、
歩き方のバランスが悪いと、重心のバランスも悪くなって上半身は猫背に・・・
もちろん、キモノを美しく見せませんし、着崩れの原因にもなります
 
つま先はまっすぐ前に向ける、
内股歩きではなくまっすぐ、これで十分です
 
その他に気をつけたいのは、
歩幅を広げ過ぎない
足(履物)を引きずらない
・・・という点。

動作が大きすぎるのは着崩れの元。
歩き方は摺り足気味でも、履物を引きずるのはNGです。
 
いろいろ書いておいてなんですが、
足元ばかりを気にして歩くと、これまた姿勢が悪くなって、
足を気にすればするほどうまく歩けなります

そんな時は、思い切って足元を気にするのをやめましょう

「肩甲骨を寄せる」イメージで胸を張って歩く
これでだけで、けっこう足は自然に運べます

キモノの時の下着はどうするの? No.2 胸回り

  • 2012.07.09 Monday
  • 17:23
キモノを着る場合、ブラジャーに求める条件は
 
・バストをやさしく保護する
・身体の凹凸を目立たせず、バストをなだらかな形に整える。
・苦しく締め付けることはしない
 
・・・というところでしょうか。
 
前回のショーツに続いて、
今回は、キモノの時のブラジャーについて、いくつか候補を上げてみます。
 
【自宅用・スポーツ用などのソフトなブラジャー】
洋装用のブラジャーから選ぶならば、
バストの凹凸を誇張しすぎないソフトタイプがおすすめです。
スポーツ用のものは、背中が詰まったデザインのものもあるので、
キモノの衿を後ろに下げても、見えないものを選びましょう。
 
【和装用のブラジャー】
バストをなだらかに整える和装用のブラジャーもあります。
サポートするだけでなく、ふっくらさせたい部分にパットが入っているので、
和装用の補整に慣れていない人でも簡単に胸まわりが整います。
 
【さらしを巻く】
女性の胸は柔らかいので、さらしなどを巻き付けることで、
なだらかに整えたり、揺れないようにサポートすることもできます。
苦しくならないようやさしく巻いてくださいね。
(刃物で刺された時のために、きっちりと巻く人もあるようですが・・・
 
【ブラジャーを付けない】
肌着をつけた上からタオルコットンなどを当てて補整をするのであれば、
必ずしもブラジャーでサポートする必要はありません。
現在の感覚では驚く方も多いのですが、
バストの凹凸を目立たせるブラジャーならば、むしろつけない方がおすすめです。
 
補整の位置と方法については、
の記事も参考にしてみてくださいね。

キモノの時の下着はどうするの? No.1 腰回り

  • 2012.07.05 Thursday
  • 19:08
浴衣や夏のキモノだとショーツのラインが心配・・・
 
和装のときは下着も和装用にしなくちゃいけないの?
という質問をよく、コッソリお受けします。
 
そこで、キモノ向き(と考えられる)女性の下着をいくつか挙げてみました。
 
下着は種類も多く、重視する機能もデザインなどの好みもまさに人それぞれ。
キモノのときはコレを履かなきゃダメというルールはありませんので、
用途や気分に合うものを選んでみてくだいね。
 
【Tバックのショーツ】
後ろがT字型になっている下着ならば、ラインが出ません。
お洒落なものが多いのも嬉しいところです。
ただ、ヒップが覆われていないデザインは好き嫌いが分かれるようです。
 
【裾が長めのショーツ、ガードル、ステテコ】
Tバックとは反対に、裾の部分が長い下着もラインが出ません。
ぴったりとしたタイプならば、ヒップアップ効果も期待できます。
ただし、おへそが隠れるほどウエスト位置が高いものは、お手洗いで脱げないので注意!
 
【股割れ式のショーツ、ガードル、ステテコ】
ヒップもおへそもすっぽり覆いたいという方は、
股の部分が開くように作られた股割れ式の下着があります。
(スナップを外す、生地を伸ばす、生地が左右に分れる…など)
ただ、機能の特殊性やデザインの面で、好き嫌いがかなりはっきり分かれます。
お手洗いでの扱いも慣れないうちはかえって煩わしい可能性があります。
 
【湯文字】
お風呂で腰に巻く「湯巻き」をお上品に(遠まわしに)呼んだ名前で、
裾よけを短くしたような腰巻き式の下着です。
ヒップアップ効果もあり、後ろにラインが出る心配もありません。
これぞ和装用の下着・・・なのですが、
股の部分を覆う布がない無防備さが現代の女性には受け入れづらいかもしれません。
 
そうそう、
あとはキモノの素材によって
下着のラインだけでなく色が透けて見えることもあるので、
そちらも要注意!です。

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